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不幸競争

カテゴリ : 自作小説
3人の仲のいい友人同士がある日、とあることで口論になる
「俺は不幸だ…」
そういって自分の今の不幸さを愚痴ったことをきっかけにして
3人とも
「いや、お前はまだ良いほうだ、俺のほうがもっと不幸だ」
と互いに自分の不幸さを競いだした
彼ら3人とも、自分の不幸な過去や、不幸な生い立ちを言い尽くしてもなお
『3人の中で誰が一番不幸なのか』
について、決着がつくことはなかった
1人の友人があることを思いつく

10年後、もう一度会ったとき
誰が一番不幸なのか、はっきりさせようじゃないか!

そうして3人の不幸競争が始まった
最初に考えるのは皆同じ
どんな人生が一番不幸な人生なのかについてだ

・犯罪者
・自殺者
・大貧民
・結婚できない負け組み
・紛争に巻き込まれて帰ってこれない
・けがや病気で苦しむ

などなど…
いろいろな道が考えられそうだ
とにかく並みの不幸ではこの不幸競争には勝てない
そう考えた3人は、それぞれ思い思いの不幸人生を模索し始める

なろうと思ってなれる不幸なら、他の2人と同じくらいの不幸さになるだろう
ならば自分ひとりでがんばっても遭遇しそうにない偶然の不幸さがいいかもしれない

・冤罪者
犯罪の中でも冤罪ならば、そうそうなろうと思ってもなれるものじゃないはずだ
そう考えた1人は冤罪について模索し始める

・紛争トラブルメーカー
海外を旅行中に紛争に巻き込まれた挙句捕まり、強制労働をさせられていたが、命からがら逃げてきた
そんなデンジャラスな不幸ならば、他の2人にも負けないだろう
そう考えた1人は偶然紛争に巻き込まれる方法について模索し始める

・負債王
この世に名のある富豪は数々あれど、世界に名をとどろかせるほどの大借金王などはいないだろう
そう考えた1人はどうしたら世界で一番負債を抱えることができるかについて模索し始める

そして10年後、3人は約束どおり顔を合わせることになる―

▼結末について

・ちゃんちゃん!的な終わり方の可能性

10年後、3人は無事、約束の場所で会うことができた
さっそく3人それぞれの10年間について語られていく
3人とも、よくここでまた会うことができたというほど不幸な10年を語り合う
3人が語り終えると、ふと1人の携帯電話に電話がかかってくる

その電話をきっかけにして、彼のエピソードが嘘であったことがバレてしまう
すると今度は1人の子供が3人のいるテーブルへ駆け寄ってくる
そうしてもう1人のエピソードの嘘もバレてしまう
最後の1人も急に土下座をしだして、自分のエピソードが嘘だったことを告白する
こうして3人とも嘘のエピソードであったことが判明する
結局、3人とも不幸になろうと努力はしたものの
そう簡単に大きな不幸を抱えるなんてことはできなかったのだ
その後3人は、互いの無事を確認し合い
もとの平和な日常へと帰っていくのであった
オワリ

・3人の人生が再び交わったとき世界を脅かすとんでもない大事件に発展する!的な終わり方の可能性

10年後、3人は無事、約束の場所で会うことができた
さっそく3人それぞれの10年間について語られていく
3人とも、よくここでまた会うことができたというほど不幸な10年を語り合う
3人が語り終えると、ふと1人の携帯電話に電話がかかってくる

すると突然、その電話からパンパンという乾いた大きな音が聞こえてくる
「聞こえるか!?早く逃げろ!やつらに見つかった!お前も早く…、あああああああ!!」
受話器から聞こえる断末魔の叫びに一同は騒然とする
すると向こうのほうから黒ずくめの男たちがこちら目掛けて走ってくる
「だめだ、やつらに見つかったらしい!逃げるぞ!!」
急いで駆け出した1人につられるように他の2人もその場から逃げるようにして立ち去る
その後、3人はそれぞれのエピソードに関連した要人から執拗なまでに追いかけられ、とうとう追い詰められる
「しかたない、これをつかうしかない」
そういった彼の手にあったものは強力なプラスチック爆弾だった
3人はいつの間にか、国連関係の建物に逃げ込み、人質と共に立てこもることになってしまった
テレビではこの立てこもり事件のことで大騒ぎだ
ついには海外のメディアでもこの報道を生中継しだす始末だ
それもそのはず、3人が立てこもった建物では、世界の紛争と核拡散防止についての各国首脳会議の真っ最中だったのだ
結果的に国連の首脳会議会場を乗っ取って立てこもることになった3人は
メディアでテロ組織が政治的な交渉のために会議を乗っ取ったことになっていたのだ
しかし、突然、首脳からは予期せぬ言葉を聞かされることになる
「わかりました、この会議の本当の目的を明かしましょう」
「差し迫っている、未確認生命体とのファーストコンタクトについて話をしていたのです」
「あなた方は、どこかでこの話を聞きつけ、交渉役をやらせろと言いに来たのでしょうが」
「事態はそれ以上に深刻かつ急を要した状況へと変化しています」
「先ほどの報告では、衛星軌道上にゲートが開き、もうすでに何隻か宇宙船らしき物体を確認したそうです」
その後、3人はわけのわからないまま異星人との交渉役になってしまい、ファーストコンタクトを果たす
「あ・・・えと、コンニーチハ、よろしくハムニダ?せんきゅ~~?」
3人が握手を求め手を差し出すと異星人は同じように手を差し出して握手した
こうして3人は地球人初の異星人とのコンタクトを果たし、一躍時の人となった
オワリ
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